蜂蜜の効能

蜂蜜は、何種類もの栄養成分がバランスよく含まれている総合栄養食品です。
蜂蜜の効能・成分について説明します。


蜂蜜と砂糖の違い/蜂蜜は砂糖より太りにくい

 蜂蜜の主成分は、ブドウ糖と果糖です。ブドウ糖と果糖は、これ以上分解できない単糖類なので、体の中ですぐに吸収することができます。砂糖は、単糖類ではないので、体の中でブドウ糖と果糖に分解する必要があります。また、分解する際には、体内のカルシウムやビタミンを使います。分解する処理能力を超えてしまうほど砂糖を摂りすぎると、脂肪として蓄えられるため、肥満の原因となります。
 蜂蜜は少量でも満腹感が得られ、甘みもあるわりに体重が増えたりすることはありません。なぜなら、蜂蜜の果糖は、吸収速度がブドウ糖の半分ほどしかないためです。蜂蜜(果糖とブドウ糖)を摂りすぎても、体内の血糖濃度が高くならないように、果糖が糖分の調節をしてくれます。だから、蜂蜜は砂糖より太りにくいのです。

蜂蜜は疲労回復におすすめ

 蜂蜜の主成分であるブドウ糖と果糖は、吸収が早く、消化の際の体への負担が少なくてすみます。口にしてから約20分で血液中に取り込まれ、エネルギーへと変わるため、昔からスポーツ選手たちに愛用されてきました。急速に最大のエネルギーを引き出してくれるので、疲れた体を早く回復するのに最適です。

蜂蜜の豊富な栄養成分

 蜂蜜は、何種類もの栄養成分がバランスよく含まれている総合栄養食品です。蜂蜜に含まれる成分を挙げると、ビタミンBなど10種類のビタミン、カルシウム、鉄など27種類のアミノ酸、アミラーゼ、グルコースなど80種類の酵素、クエン酸、りんご酸など10種類以上の有機酸、抗酸化物質のポリフェノール、若返り効果があるといわれる類パロチンなど栄養成分の数は150種類以上です。蜂蜜は、まさに自然がプレゼントしてくれた究極のサプリメントといってよいでしょう。

蜂蜜の美容薬用効果

便秘…蜂蜜には、ビフィズス菌などの善玉大腸菌を増殖させる、グルコン酸やオリゴ糖が含まれているため、便秘や下痢を解消し、血行もよくなります。便秘は肌に悪いので、美肌効果にもなります。

スキンケア…蜂蜜は浸透性が高いので直接肌に使っても効果的です。
・果糖による保湿・潤い効果
・ビタミンB2による細胞の再生や成長の促進
・ビタミン補給によるシミ・シワの防止、肌の張りを保つ、老化の原因となる活性酸素を抑制する

食べきれなかった蜂蜜はどうやって使うのがいい?

 余ってしまった蜂蜜は、調味料として使うのがよいでしょう。砂糖より少量で深みのある甘みをプラスできる上、豊富なミネラルも摂取できます。料理や飲み物にぜひ使ってみてください。蜂蜜は加熱すると、ミネラルなどの栄養分への影響はありませんが、ビタミン類が壊されたり香りが飛んでしまうことがあります。もし、風味を生かしたいならば、熱を加えるときは、なるべく調理の最後に加えましょう。


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