第3のビール プリン体

プリン体の過剰摂取は、痛風の原因になります。
ビールはプリン体の量が多いといわれますが、いったいどれほど含まれているのでしょうか?

プリン体とは?

 プリン体とは細胞に含まれる物質のことです。プリン体は人体に必要な物質ですが、過剰摂取すると体内で尿酸という化合物に変わり、尿酸の蓄積量が増えてしまいます。これにより痛風が起こるわけです。(尿酸は体内で分解できないため、尿と共に排泄されます。健康な状態では尿酸と排泄のバランスがとれており、尿酸が蓄積することはありません。)尿酸は関節などで結晶化し、尖った形をしているために足の指や膝などが痛くなります。

プリン体を含む食品
ビール、レバー、エビ、魚の干物、にぼし、サンマ、ラーメン、ブロッコリーなど

ビールのプリン体の量は?

「ビールにはプリン体が多い」と聞いたことがありませんか?
どのくらい含まれているのか、他の酒類・食品と比べてみましょう。

酒類・食品         容量   プリン体含量
ビール           100 ml    5.3 mg
ビール(プリン体カット) 100 ml    0.1 mg
焼酎            100 ml    0.0 mg
ウイスキー        100 ml    0.1 mg
ワイン           100 ml    0.4 mg
日本酒           100 ml    1.2 mg
レバー           100 g    300 mg

ビールに含まれるプリン体の量は、アルコール飲料の中では多い。しかし、ビールよりも食品のほうがはるかに多い。ただし、アルコールそのものに尿酸値を上げる働きがあるため、飲みすぎにはやはり注意が必要。

第3のビールのプリン体含量は?

プリン体が少ないといわれる第3のビールにも、少なからずプリン体が含まれています。多くはありませんが、ビールや発泡酒ではないからといって、飲みすぎは注意が必要です。平均的な含量は、1mg未満となっています。中にはプリン体ゼロ、糖質ゼロといった体に負担のかからない、尿酸値に気を遣うことなくいただける商品も販売されています。お酒を飲みたいけれども、プリン体による尿酸値上昇が気になるという方は、ビールやウイスキー、焼酎、ワインなど他のアルコールと比べると、第3のビールはプリン体の値が低めになっているため、飲まれるのがよろしいかと考えられます。


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